3rd Down 10 ~なかなか予定通りに進まない日々~

20代後半、うお座、次男のBlog。

アメフトの話「スイープ」(アイシールド21)

こんばんわ。前回に引き続き、

「アイシールド21」というジャンプ漫画に登場する

アメリカンフットボールのプレイについて、解説してみます。

 

本日紹介するプレイはコチラです。

「スイープ」f:id:yamaakagaeru:20180124015502p:plain

 作中では、VSNASAエイリアンズ戦で初めて登場したプレイです。

アメリカンフットボールのランプレイでは基本プレイで、フィールドの外側を狙うプレイのことを「オープンプレイ」といいますが、その初歩中の初歩プレイだと思います。そのため、日本のアメフト界でも中学・高校レベルの試合の方がよく見かけます。

プレイの特徴としては、とにかくフィールドの外側を狙って走り抜けるプレイなので、ディフェンスの先回りをしてブロックできるのか、キャリアが大外を走り抜けることができるのかが成否の鍵を握ります。

ゆえに、外側をディフェンスに守られてしまうとプレイが失敗になる可能性が高く、ディフェンスの配置やサインの影響をまともに受けてしまうプレイです。また、後述しますが、このプレイはオフェンスラインのブロックが難しく、オフェンスラインは「一対一の勝負に勝つこと」が求められます。

実際、アイシールド21では、VS太陽スフィンクス戦での黒木・戸叶の汚名返上をすべく、オフェンスラインの勝負所として、このプレイが描写されています。 

(ちなみにこの試合、背番号はライン番号ですが、戸叶のポジションはタイトエンドです。)

 

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ここからはプレイの解説します。

各選手の動きをヒル魔の手持ちカード風に書くと下図になります。

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まず、走るコースですが、QB(1番)からトスを受けて、21番がフィールドの外側を目指しつつ、ディフェンスの大外を走り抜けるイメージで進みます。

オフェンスラインの選手達はディフェンスをとにかく外側に行かせないように先回りをしてブロックします。また、30番は21番の盾となって、ディフェンスをブロックします。

52番や55番が相手ディフェンスのラインバッカーをブロックする為、大きくプレイサイドに移動する動きが特徴的です。

このプレイにおけるオフェンスラインのブロックですが、52番・53番のブロックが特に難易度が高いです。下図のように各オフェンスライン(52番・53番)と、ブロックする責任の相手ディフェンスをわかりやすく色塗りしました。

f:id:yamaakagaeru:20180124022903j:plainブロックが難しい理由は主に3点です。

・一対一でブロックする必要があること。

・かつ、ディフェンスの外側に回り込まないといけないこと。

・セット時点のポジションでオフェンス側の方が不利であること。

具体的には、52番の場合だと、オフェンスラインよりも足が速いプレイヤーの多いラインバッカーに先回りしてブロックすることが単純に難しいです。53番の場合だと、自分よりも外側にセットしているディフェンスラインを外側に回り込んでブロックすることが難しいです。(相手選手とポテンシャルで負けているなら、なおさら難しい。)

尚、アイシールド21の作中では、52番の黒木、53番の戸叶ともにナイスブロックし、見事に名誉挽回を果たしました。

 

以上、この解説がアイシールド21とアメリカンフットボールを更に楽しむきっかけになれば幸いです。今日はもう寝ます。。